河内のおっちゃんの魔法の英会話29
*
今、あるがままで、直ぐ出来る、
本物英会話ロマン29
*
ーーー英会話のテキストーーー
「とにかく、俺、今、先生のこと、
とてつもなく大きく感じてんねん。
あの時、ただ、先生に対する俺の気持ちと、
裕美ちゃんの言ったことが、
あまりにもかけ離れ過ぎてて、
呆気に取られて、
思わず笑ろてしもただけや。」
「ごめんね。
何も知らんと。」
話してるうち、
2回ほど、角曲がったようやけど、
あんちゃん気が付いたら、
二人は、御堂筋を北に向かって、
右側の歩道を歩いてたん。
「ところでな、
裕美ちゃんの英会話学校のレッスン、
テキストあんの?」
「えっ?」
「英会話のクラスで、テキスト使うん?」
そう言いながら、新ちゃん、
あんちゃんの肩から手を降ろしたん。
で、あんちゃんその腕を持ったん。
そしたら優しく腕組む形にしてくれたん。
「もちよ。」
「ほな、そこに出て来る英語の
対話例や語句や文覚えて、
それが口をついて出てくるように、
練習するんちゃうん?」
「そやで。」
「ふーん。」
「それが、どうかしたん?」
「せやなぁ...
達衛門先生な、そんなんしてたらな、
本物の英会話すんのん恐く成るか、
又は、
口から出まかせ言うてしもて、
でたらめに、本物の英会話するように成ってしまう、
って言うたはったで。」
「えーっ、ほんまぁ...
うちの心、見透かされているみたい。
うちー...その『本物の英会話』っていうのん
恐いねん。」
「そうなって当然やって、先生、言うたはったで。
何でか分かる?」
「分かれへん。 何で?」
(続く)
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