« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

英会話(本物)学習に向かって(47)

ーーー初級レベルの単文のみによる説明 (2)ーーー

昨日の、(初級レベルの単文のみによる)「欄間」の説明の続きですが、少し戻ったところから、少し変えてお見せします。 

*****(<英会話例 3>の続き)*****

外国人: (You mean) A "lattice window" or something like that?  [「ラティス窓」のようなものですか?]

皆さん: "Ratisu"?  What is it?  [What does it mean?]  <対処> [「ラティス」ですって? それは何ですか?]

外: Um...  It's a structure made of strips of wood or metal interwoven to form diamond-shaped spaces between them. (Do you understand?  [理解できますか?] )

皆: Sorry, I don't understand. <対処の表現 3>  [すみませんが、理解できません]

外: All right, let's forget about it. <対処の表現 10> [don't worry. <対処>]  Go ahead, please.  [そうですか、 じゃ今の説明忘れてください。 [気にしないでください]   どうぞ話を先へ進めてください]

皆: Well, it's often like a picture.  [そうですねー、それはしばしば絵のようです]

外: Just a moment(, please.)  <対処の表現 1>  It's wooden, see-through, and like a picture..... Is it something with an artistic (see-through) wood carving?  [ちょっと待って下ださい。 木製で、透けて見えて、絵のよう(ですって)... それは芸術的な(透けた)木彫りの付いたものですか?]

皆: I'm not sure.  Maybe.  <対処の表現 5>  Anywey, it's between the ceiling and the doors.  [良く分かりません。 ひょっとしたらそうかもしれません。 とにかく、それは天井とドアの間にあるのです]

外: Ah, I think you mean an artistic "transom" (or "fanlight").  [ああ、(あなたは)芸術的な「明かり(取り)窓」のことをおっしゃっているのだと思います。]

皆: I'm not sure.  Maybe.  <対処の表現 5> [良く分かりません。 そうかもしれません]

外: Where are the doors?  Are they on the front of a house? [そのドアはどこにあるのですか。 家の正面(玄関)にあるのですか?]

皆: No. (They are) Between rooms, or between a room and the hall in an old-type Japanese house.  [いいえ、古い型の日本の家の部屋と部屋か、部屋と廊下の間にあるのです]

外: I see...  Thank you.  [そうですか... どうもありがとう]

皆: You're welcome.  [どういたしまして]   

*************************

先程から、和訳を付け始めましたが、今日 [2006年10月30日] はもう時間がありません。 残念ながら、その後の和訳は明日付けることにします。 それでは、又。 

2006年10月31日 残りの和訳を付けさせていただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(46)

ーーー初級レベルの単文のみによる説明 (1)ーーー

次は、日本語の全く分からない外国人と英会話(本物)をしていて、突然、例えば 「欄間」 とは何かと尋ねられ、日本の中学校一年生が習うような英文(+α)だけで、即座に説明する場合です。 

上の "α" は、少しの追加を表します。 そのここでの追加は、過去のことを表現するのに必要な、過去を表す "did" [和訳は「(まし)た」] と、 "was" や "were" [和訳は共に「あった、い(まし)た] と、未来のことを表現するのに必要な、意志や推量を表す "will" [つもりです、ます、でしょう] だけです。 

そしてこの場合、その会話は大体次のようになるでしょう。 

*****<英会話例 3>*****

外国人: What's "ramma"?  [「ランマ」って何ですか?]

皆さん: "Ranma"?  [「ランマ」?]

外: Yes.  [そうです]

皆: Well, er.....  It's something.  [そうですねー、えーっと... それは(ある)ものです] <このように、物事の説明はその物事自体から始めること。 もし、その物がある種の箱(状のもの)で、"It'a (kind of) box.." と言えたら、もちろんそこから、又、もし、その物が(ある種の)動物で、"It's an animal." と言えたら、もちろんそこから始めること>

外: What kind of thing is it?  [それはどんな(種類の)ものですか?]

皆: It's wooden and see-through.  [それは木製で透けて見えます] <このように、その物自体に密接なことから、空間的、時間的により遠い [疎遠な] ことへと順に説明して行くこと>

外: Oh, wooden and see-through...  You mean a "lattice window" or something (like that)? [えっ、木製で透けて見えるですって? 格子窓(のようなもの)のことですか?]

皆: Excuse me? <対処の表現 2>  <聞き取れなかったら、このようにすぐ対処すること>

外: A "lattice window" or something like that?

皆:  "Ratisu?"  What is it?  [What does it mean?]  <対処>

外: Um...  A "rattice window" is a kind of window with a framework made of strips of wood or metal interwoven...

皆: Sorry, I don't understand.  <対処の表現 3>  <理解できなかったら、このようにすぐ対処すること> 

**********(明日に続く)**********

続きは明日にし、今日はこの辺で。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(45)

ーーー(本物英会話用)最重要対処表現10ーーー

初級や中級レベルになると、主として英文を用いて本物の英会話をして頂くことになります。 そのためには、英文の聞き取り理解法や、英文による表現法や説明法について詳しくお話しなければなりません。 

しかしその前に、今まで何度も触れました、「10個程度の本物の英会話用の対処の英語表現」 を紹介しておかねばならないと思います。 

これは、入門や初級レベルの方々が本物の英会話をする場合、必須のもので、私はこれを 「(本物英会話用)最重要対処表現10」 と呼んでいます。 

それらは次のとおりです。 

1) (待ってほしい時の)          Just a moment, please.  [ちょっとお待ちください]      

2)  (聞き取れない時の)            Excuse me?  [えっ、何とおっしゃった?]  <後ろを揚げて言います。 下げて言うと (Excuse me.) 「ちょっと、済みませんが/ 恐れ入りますが」 という意味になります>

3) (理解できない時の)           (Sorry,) I (still) don't understand.  [(済みません、)(まだ)理解できません]

4) (知らない時の)                 I don't know.  [知りません]

5) (不確かな時の)                I'm not sure.  Maybe ___.  [確かではありません。 ひょっとしたら___かもしれません]

6) (英語で言えない時の)       I can't tell [explain] (it) in English.  [英語で言え [説明でき] ません]

7) (間違いに気付いた時の)    (Sorry,)  I was mistaken.  [(済みません、)間違えていました]

8) (訂正したい時の)             Not _A__ , but _B__ .  [_A__でなくて、_B_です]

9) (困った時の)                  Please guess.  [(言い)当ててみてください]                

10) (どうしようもなくなった時の) Let's forget (about) it.  [それ(について)は忘れましょう]  

ところで、私達の英会話学院や塾で、最初に純粋に体得(つまり、理屈抜きに体得)しなければならない英文は、以上の10個だけです。 

しかし、これらの英文を作り上げている各英単語の正しい意味概念も、その英文の成り立ちも、やがては、私達の初級レベルのレッスンできちんとお教えするので、生徒さんたちは 「体得」 されるだけでなく 「知得」 もされることになるのです。 

この2つが合体した、私が「知体得」と呼ぶ状態が、言語学習や言語習得の理想の状態だと私は考えています。 ちなみに、私は、わけも良く分からない状態で条件反射的に覚えることを 「暗記」 と呼び、これに対して、わけが良く分かって覚える 「知得」 を、「明記」 とも呼んでいます。 

それでは、今日はこの辺で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(44)

ーーー初級や中級レベルの方達のための方法についてーーー

ところで、この約一ヶ月間、私はいったい何を皆さんにお話してきたのでしょう。 それは、主として、本物の英会話が全く初心の方のための、一見(いや、一聞かな?)非常に難しそうな「欄間」の、日本語のまったく分からない英語のネイティブスピーカーや外国人に対する説明法でしたね。 

次は、初級や中級レベルの方々のための、その(つまり「欄間」の)説明法です。 初級や中級レベルになると、主として英文を用いて説明する [伝える] ことになるのですが、前にも言ったように、説明する物は 「床の間」でも、「仏壇」でも、「数珠」でも、「結納」でも、「湯葉」でも、「お公家さん」でも何でもいいのです。 その方法が重要なのです。 

その方法は、物でなく、出来事であっても同じです。 それが、最近あった嬉しかったことであれ、楽しかったことであれ、悲しかったことであれ、辛かったことであれ、怖かったことであれ、あるいは、心配していることであれ、楽しみにしていることであれ、皆同じです。 

本物の英会話では、それまでに(皆さん自身を含め)誰かが作った、問題のものの英語での説明文を、暗記していて言ったり、読み上げたりしてはいけません。 どんなに短い説明文であってもです。 そんなことをしたら、それは英会話になりません。 それは英語でのスピーチあるいは朗読に成ってしまいます。 そうなると、本物の会話としては、うまく行きません。 

ですから、事例は一つ、「欄間」 の説明法だけであっても、その方法は、ほとんど全ての物事の説明に応用できますから、その方法をよく理解してそれを応用するように勤めてくださいね。 

その詳しい方法は、残念ながら明日以降にお話しすることになります。 

ところで、10月15日の「異文化心理社交術(学)と条件反射英語演劇術(学)」に、重要な追加と一部の訂正をしましたので、そちらも見ておいて頂ければ幸いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(43)

ーーー「知得]と「体得」、「暗記」は問題外ーーー

昨日は、「どのようにして」 の問題を扱い、英会話用の語句や文は、本物の英会話の状況 [場] の中で、全身全霊を用いて、全状況的に「体得」することの重要さについてお話しました。 しかし、これは、主として英会話用の基本の単語(や句や文)についてであり、発展的語句や文に関しては、私が「知得」と呼ぶものも必要です。 本物の英会話のためだけでなく、本物の英語力のためにも、「暗記暗唱」は、してはいけません。 

だいたい、どの国の人々も、母国語を身に付ける時、私が今言ったようにしているのです。 つまり、日常会話用の基本の語句や文は、通常、まず母親を中心に、次に家族を中心に、友達や保育園や幼稚園の先生と、言葉だけでなく全身全霊を用いて意思や感情を伝達し合うことによって、「体得」しているのです。 それから、(あるいはその後期と平行して、)「知得」が始まるのです。 

ですから、皆さんが英会話(本物)が曲りなりにでもできるようになり、これに上達なさりたいなら、先ず、今上で言った、日常会話用の英語の基本の語句や文の、本物の英会話の状況の中での「体得」が必須だと、私は確信しているのです。 

ここで、私が「英語の日常会話用の基本の語句や文」というのは、言うまでも無く、日本の中学校で習う程度のものです。 中でも、特に一、二年生レベルのものです。

さて、ここで話しをちょっと、NHK テレビ番組 「新感覚☆キーワードで英会話」 のテキストに戻しますが、これが扱っている表題の英単語は皆、英会話用の重要な基本単語ばかりですので、私のいう 「知得」 つまり、よく理解して覚えるのではなく、「体得」 つまり、本物の英会話の状況の中で全身全霊でもって、全状況的に身につけなければなりません。 

その 「体得」 の方法は大きな問題なのですが、これについてはいずれ詳しくお話します。 それでは、そのテキストはどうすれば良いのかと言いますと、各レッスンの 「コアで理解!」の ページだけをよく読んで理解だけしておいたらいいでしょう。 

そのページだけでも、数々の英語表現 [句や文] が載っています。 他のページのものはもちろん、このページの英語表現だけでも、覚えたり、その記憶を維持しようとしたりしてはいけません。 なぜなら、そんなことをしていたら、本物の英会話をしている時、その場の状況や、話の流れや、問題に対する対処などすっかり忘れ、頭が完全に他所に行ってしまいますからーーー 覚えた英語の語句や文をきちんと思い出そうとする方向へ。 

いや、そんなことをしていたら、昨日も言ったように、本物の英会話力を身に付けることより、英会話用の語句や文を覚えることの方により魅力を感じるようになり、そのうちこの知的学習に取り付かれ、あまりにも事情の異なる本物の英会話をすることが、恐ろしくなってくるにちがいありませんから。 

私達は、頭で覚えるから、頭で思い出そうとするのです。 体得すれば、全身全霊が話しの流れや、その場の状況を正しく捕らえており、問題が起こっても適切に対応できるのです。 

ですから、もう一度言います、「どのようにして」 英会話用の基本の単語(や句や文)を覚えたらよいのかと言うと、今上で言った 「体得」 をすればよいのです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

英会話(本物)学習に向かって(42)

ーーー「知得」か、「暗記暗唱」か、それとも「体得」かーーー

皆さん、私の話を続ける前に、ここで、一言お詫びしておかねばならないのかもしれません。 このあいまいな言い方は、私にも良かったのかいけなかったのか、よく分からないからです。 それは、昨日、私が NHK の 「新感覚☆キーワードで英会話」 というテレビ番組をご覧になることをお勧めしたとき、「ぜひテキストを買って」とまで申し上げたことに関してです。 

それは、この10月に始まったばかりの新番組のテキストなのですが、それを今日目を通してみて、「ぜひテキストを買って」とまで申し上げ、同番組をご覧になることをお勧めしたのは、私の早とちりというか、勇み足だったのではないかと反省しているところです。 

それはなぜかと言いますと、そのテキストには、各レッスンの基本英単語を用いた、学習し、覚えて置いたらいいような、非常に沢山の魅力的な表現を含んだ対話例や例文が載っているからです。 

そして又、本物の英会話に上達なさりたい皆さんは、本物の英会話の状況外での会話用の英語の語句や文や対話例の学習は最低限に保ち、本物の英会話の状況の中で、ネイティブスピーカーや外国人(や信用のできる日本人の先生)と実際に言葉をやり取りしながら、その相手から会話用の英語の語句や文を「体得」するようにしなければならないからです。 

この、英会話用の語句や文を 「本物の英会話の状況の外で」 学ぶのか、それとも、「本物の英会話の状況の中で」 学ぶのか、が今皆さんが直面すべき最も重要な問題なのです。 これが、「どのようにして」 覚えたらよいかの問題です。

言い換えると、それは、英会話用の語句や文を正しく理解して知的に覚えるのか、すなわち「知得」するのか? あるいは、それらをわけもよく分からず条件反射的に日英語を結び付けて覚えるのか、すなわち「暗記暗唱]するのか? それとも、それらを、私達人間が持っている理解力や思考力や想像力や表現力だけでなく、視、聴、臭、味、触という五感も、いや、さらに第六感も用いて、全身全霊、全状況的に「体得」するのかという問題です。 

このことは、本物の英会話力を身に付けたい方達や、これを身に付けなければならない方達にとっては、重大な問題だと私は思いますので、明日もこの問題についてさらに詳しくお話したいと思います。 

今日は、私のお詫びから始まり、話が本題から逸れそうでしたが、そうならずに済みました。 それでは、今日はこれで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(41)

ーーー会話用の英語と本物の英会話ーーー

今、お話している問題は、本物の英会話の土台となる、日本の中学英単語の本質的な意味は、どこを見たら分かるかでしたね。 それが、この 「基本英単語の本質的な意味」について書こうと思っていた正にその朝、テレビのチャンネルを回していて、偶然 NHK でとても良い番組を見かけたので、お知らせしておきます。 

もうご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、それは、田中茂範先生の 「新感覚☆キーワードで英会話」 と言う番組です。 その題名の 「英会話」 は頂けませんが、英会話(本物)用の基本英単語の学習には、非常に良い番組だと思いますので、ぜひテキストを買ってご覧になることをお勧めします。 

しかしながら、ここでまた、重要な注意を一つしておかねばなりません。 それは、どのように素晴らしい、「いわゆる英会話」 のテレビ番組やテキストであってもです、それが 「本物の英会話」 の番組で無い限り、その知的学習に溺れ満足してはなりません。 

「本物の英会話」 は、準備なしにするものです。 「これを誰かに言いたい」 とか、「こんなことをあの人に相談しよう」 とか、「あの人の今回の旅行について少し聞きたいな」 などと言う気持ちは前もってあるでしょう。 

しかし、これからしようとする会話に対して、前もってそこで必要になるかもしれない英語の語句や文(や対話例)を学習することは、「会話(用の)英語」 の学習であって、「(本物の)英会話」 の学習にはならないので、誤解の無いようにしなければなりません。 ちなみに、「本物の英会話」には、それが学習であれ、テレビ番組であれ、テキストなどないはずです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(40)

ーーー基本英単語の本質的な [根本的な] 意味ーーー

昨日は済みませんでした。 アキレス腱を痛め、歩けず、パソコンの置いている会社に出勤できず、ご期待に添えませんでした。 それで、今日はおよそ二日分を入力するつもりです。

さて、今日の話は、例えば、a pen や、 this や、 that や、 is や、 yes などの英単語をどのように、又、どのようにして覚えたら良いかでしたね。 ところで、この問題の 「どのように」 という言葉で、私は目的とあり方を、又、 「どのようにして」 という言葉で、方法を意識しています。 このことはとても重要なので、後で又少し詳しくお話します。 

とりあえず、ここではまず、上の単語の本質的な意味概念を説明しておきます。 

a pen : (一本の)ペン。 <インクを用いる筆記用具(で先が毛になっていないもの)>

this : <自分の領域内の物事や人を指し示して、部屋などにいる場合は、自分の手が届く(と思われる)ものや人を指し示して、あるいは手に持って示して> これ、このひと、この。

that : <自分の領域外の物事や人を指し示して、部屋などにいる場合は、自分の手の届かないものや人を指し示して> あれ、あの人、あの。 <ただし、相手の領域内の物事や人を指し示しては> それ、その人、その。

is : <現在事実> ある、いる。 <「です」 ではありません。 「存在している」 と言う意味[概念] です。 この和訳を 「です」 としたり、「現在」 を発言[発話] 時 としたりしてはいけません。 その理由はいずれお話します>

yes : はい(、<時に> いいえ) <"yes"  は、「問題の事実関係が肯定である」 という意味です。 ちなみに日本語の 「はい」 は 「おっしゃるとおり」 という意味です> 

ところで、これらの英単語の本質的な意味[概念] は、上の < > の中にあります。 このように英単語の本質的な意味 [概念] を言葉で表現すると難しくなりますが、本物の英会話の中でこれを習えば、やり方によっては非常にやさしく楽しくなります。 いずれにせよ、この本質的な意味がよく分からないと、本物の英語力も身に付かなければ、本物の英会話に上達することもできません。 

このことに関連して、今日、上で触れた、英会話用基本英単語を「どのように」と「どのようにして」覚えたらよいかの問題に入ります。 

先ず、本物の英会話をする場合に最も重要な、日本の中学生が習うレベルの、特に中学校、一、二年生レベルの英単語は、本物の英会話で正しく使えるように(以上、目的)、その本質的な [根本的な、コアの] 意味[概念] (以上、そのあり方)をよく理解し覚えるようにすることです。 

そうすると、次は、「その本質[根本]的な意味[概念] は、どこに書いてあるのか?」 というのが皆さんの疑問でしょう。 現在、私が唯一お勧めする辞書は、桐原書店発売の「ロングマン現代英英辞典」の最新版 [3訂新版] ですが、これとて完璧ではありません。 又、これを有意義に使うには、少なくとも日本の中学校三年生レベルの、本物の英語力が要るでしょう。 

次に私がお勧めするのは、欧米で発行されている幼児用言葉の絵本です。 その大人用が "(OXFORD-)DUDEN" という絵画辞典です。 しかし、言うまでも無くこれらの限界は、絵で表せない言葉は扱っていないと言うことです。 

まだ話の途中ですが、続きは明日にさせていただきます。 それでは、又明日。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(39)

ーーー発想を転換し本物の方法で学習しようーーー

次の英単語のテストの問いと答えを見てください。 

次の英単語の意味を書きなさい。

1) a pen: 一本のペン

2)  this: これ

3)  that: あれ

4)  is: です

5)  yes: はい 

皆さんが今まで受けてこられた、英語の単語のテストの答えとしては、これで満点でしょう。 ですから皆さんは、英単語を覚えその数を増やす時、 a pen = 一本のペン、 this = これ <以上英和>/ 一本のペン = a pen 、これ = this <以上和英> と覚えて行くような方法でそうされてきたでしょう。 

しかし、それらの単語を使って本物の英会話をする場合を念頭に置くと、上のような英単語のテストの答えは、ほとんど零点に近く、又、今言ったような英単語の覚え方やさらにはその増やし方は、ほとんど無意味(つまり役に立たない)か、あるいは重要な誤解をしばしば生む結果となると思います。 

なぜかと言いますと、英語や英会話のテストや試験は、ほとんど全て「言葉」と「思考」の世界で行われますが、本物の英会話は、「言葉」と「思考」の世界だけでなく、「現実」の世界も深くかかわっているからです。 

なお悪いことに、いわゆる受験戦争の結果、(他の科目も多かれ少なかれそのようですが、)英語や英会話のテストや試験で、まじめに考えて答えていては敗北者になってしまいます。そこで、その学習者達は勢い、「思考」はできるだけ少なくし、暗記や暗唱や条件反射的練習によって、ほとんど「言葉」の世界の中だけで、訳も良く分からず、いかに速く英和、和英の転換を的確にやるかや、文法問題に対する条件反射的応答に集中する結果となっています。 

そして、そのようなテストや試験や受験戦争の真っ只中にある学生さん達はもちろんのこと、その時期を終えられた社会人や主婦の方達も、英会話に興味があってその学習を始められた場合、今上で言った学習法からなかなか抜け出せないでいらっしゃるのです。 もっとも、そのより大きな原因は、私達英会話教育者にあるのですが。 

本物の英会話に上達するには、そのための本物の方法で学習しなければなりません。 なお本物の英語力を身に付ける場合もおなじです。 そしてその方法はやさしく楽しいものなのですが... 発想の転換さえして頂ければ。 いままでの方法を捨て、いったん頭を白紙にしてゼロから始めて頂ければ。 

そうして本物の英会話や英語力がある程度しっかりと身に付いてきたら、今までに習われたテスト英語や受験英語も、演劇英語もきっと息を吹き返し、無駄ではなくなると思われるのですが。 いかがでしょう? 

ところで、例えば冒頭のテストのような英単語はどのように、あるいはどのようにして覚えたらよいのかは、明日お話します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(38)

ーーー英単語の意味する物やところーーー

お待たせしました。 昨日も何度も本ブログにログインを試みたのですが、多分一昨日と同じ原因でしょう、そうできませんでした。 

さて、問題の一つは、「(日本で、英語を外国語として)英語や英会話を学習している方達が、幾つの英単語の正しい意味 [概念] が分かっておられ、幾つの英単語を本物の英会話の場で正しくお使いになれるか」 であり、もう一つは、「どうすれば、(その正しい意味概念が分かっているだけでなく、)本物の英会話の場で正しく使える英語の語句の数を増やすことができるか」 でしたね。 

先ず、一つ目の問題ですが、私の考えでは、残念ながら非常に数少ないと言わざるを得ません。 

それが、中学校一年生の時であれ、小学校高学年の時であれ、私達が英語を習い始めたら間もなく、"This is a pen." や、"Is that a pen?" "Yes, it is."  "No, it isn't."  "What is it?"  "It's a pencil."  などという英文を教わるでしょう。 そして、皆さんは、これらの英文を作り上げている、 "this","is","a","pen","that","yes","it","no","not","what", "pencil" 等の英単語の意味 [概念] も、英文の意味内容も全て正しく分かっていて、本物の英会話の場でも、きっとそれらを正しく使えるにちがいない、と思っていらっしゃることでしょう。 

しかし、本物の英会話の場としての教室で、私が持っている筆記用具を生徒さん達に見せて、"(You know,) This is a pen.  [(分かっていますね、)これはペンですね] と言った後、愛子さんの持っていらっしゃる筆記用具を指し示して、"Aiko(-san), is that a pen(, too)?"  [愛子さん、それもペンですか?] と言うと、もう問題が起こります。 

このような場合、新しい生徒さん達は大概、シャープペンを持っていて、"Yes, it is." とおっしゃったり、「先生、「シャープペン」ってペンですよね」 とすぐ日本語で確認なさったり、ボールペンを持っていて、"No, (it isn't.)....  This is a ballpen."  とおっしゃったり、あるいは、「「ボールペン」って英語で何て言うんですか?」 と突然日本語で尋ねられたり様々で、適切な答えができる人は非常にに少ないのが現状です。 

このような状態では本物の英会話など成り立ちません。 このようなことに成ってしまうのは、他にも重要な原因がありますが、一つには  "pen"とは何か、生徒さんたちがその意味するものが良く分かっていらっしゃらないからです。 

このように、そのほんとうに意味するものやところが分かっていらっしゃるかどうかは、上の "this"から "pencil" までのどの単語にも言えることで、その詳しい解説は明日以降になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(37)

ーーー本物の英会話の場で正しく使える英単語(や句)ーーー

昨日は、お世話になっているココログのメインテナンス処理か何かで、本ブログにログインできなくて、やむを得ず休むことにしました。 悪しからずご理解ください。

さて、「食器戸棚」 あるいは、"a (kitchen) cupboard" と聞いて、皆さんが何をイメージしたり、絵に描いたりなさったかですが、まさか、正面がガラス張りの(戸の)食器(戸)棚 [a (china) cabinet/ a display cabinet] をイメージしたり、描いたりなさったのではないでしょうね。 

もし、そうなら、欧米人の家庭で、台所の "the (kitchen) cupboard" 中にある、ある物を取って来てほしいとその家の誰かに頼まれた時、とても困るでしょう。 だって、そこには、皆さんの頭に描いている食器棚などないのですから。 又、たとえあったとしても、その中には目的の物はないのですから。 

"A (kitchen) cupboard" というのは、キッチン [洋風台所] に通常備え付けてある、頭上の、中の見えない戸の付いた、食器や食料品(用の押)入れです。

もっとも、英語で本物の会話をしていて生じるこのような問題は、「変だなー」 とか 「変だわ」 とか思ったら、すぐ対処すれば、すぐに解決しますが。 (ただし、今までの英会話教育は、この本物の英会話での 「問題⇒対処⇒解決」 の重要性も、必要性も教えてくれません。 ましてやその実践的レッスンなど言わずもがなでしょう。)

しかし、英単語の意味 [概念] やそれが表している物事は、正しく分かっていた方が良いことは、言うまでもないでしょう。 

しかしながら、皆さんは、一体、いくつの英単語の正しい意味 [概念] がわかっていらっしゃるのでしょう。 さらに又、いくつの英単語を、本物の英会話の場で正しくお使いになれるのでしょう。 

本物の英会話に上達したいのなら、本物の英会話の場で正しく使える英語の語句の数を増やさねばなりません。 

しかし、知的デジタル的に、特に日本語と英語、あるいは英語と日本語を対応させた単語帳や語彙集やいわゆる「豆単」などを用いて、いくら英語の語句を覚えても、本物の英会話の場で正しく使える英語の語句の数は増えません。 それでは、どうしたら良いのかは、明日以降の話になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(36)

ーーー発想(順)をネイティブスピーカー達と同様にすればーーー

さて、一昨日の日本語の会話に戻りますが、それは、山田さんが、アメリカ人夫妻宅で、奥さんに日本語の家庭教師をしている時に、突然、

ご主人: Betty, sorry to interrupt you, but where's my new mug?  [ベティ、邪魔して悪いけど、僕の新しいマグカップはどこにある?]

と尋ねてきたので、

奥さん: It's in the cupboard.  [食器戸棚の中よ] <"cupboard" の発音は 「カップボード」 のようでなく 「カバ」 のようです>

ご主人: (The) Cupboard?  [食器戸棚?]

奥さん: Yes.

という言葉のやり取りがあってのものとします。 そして、その後の山田さんと奥さんの日本語での会話は、「「カバ」って何ですか?」という山田さんの質問から始まって、 それに対する奥さんの説明が、次のように進んだわけです。

「(ある)もの」 ⇒ 「空間 [スペース] 」 ⇒ 「戸 [ドア] 」 ⇒ 「物」 (⇒ 「食器」 ⇒ 「食料品」) ⇒ 「キッチン」 と。 

この時、「英語のネイティブスピーカー達の発想は、通常、今説明している物事自体に、より密接に関係した事柄 [物事] から、距離的 [空間的] 時間的に、次第に関係の薄い事柄 [物事] へと進んで行く」 ということを知っている人なら誰でも、上の流れの「戸[ドア] 」や「物」まで聞いて理解できた時、問題のものは「押入れ」か「物入れ」かと思うでしょう。 そして、それは全く正しいのです。 

英国で "a cupboard" と言えば、通常「押入れ」や「物入れ」を表し、特に「食器戸棚」のことは、"a kitchen cupboard" と言わねばなりません。 ちなみに、米国で「押入れ」や「物入れ」は、"a closet" で、「物置」に当たるのは、英米とも、"a storeroom" です。 

ところで、「食器戸棚」 あるいは、"a (kitchen) cupboard" と聞いて、皆さんはどのような物を、イメージしますか? 簡単に紙切れに絵を描いてもらったら、一番良いのですが...。 

途中ですが、続きは明日にさせて頂きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(35)

ーーー異文化心理社交術(学)と条件反射英語演劇術(学)ーーー

昨日の日本語の会話例に少しの修正は加えましたが、そこに局部的解説を付け加えるのは、不要だと思われるので止めます。 その代わり、今日ここで、なぜそこで日本語会話例を持ち出したのかを説明すると共に、その全体的解説も行うことにします。 

先ず、英会話に上達し、できればその達人に成りたいだろう皆さんに、昨日なぜ日本語会話例などをお見せしたのかと言うと、その方が、本物の英会話や本物の英語に上達し、これらの達人になる方法が分かりやすく、そうなって頂く早道だと思っているからです。 

即ち、私は、「日本語であれ、英語であれ、本物の会話の状況での物事の説明は、英語の発想順ですればいかにやさしいか、又、その説明の途中のどこで止めても、それなりにいかに正しい説明となり、且つ又正しく伝わるか」 ということを皆さんにぜひとも分かって頂きたかったからです。 本物の英会話で重要なのは、一言で言えば、ほとんど「適切な [欧米人] 発想順」と「対処 [問題解決] 力」だけです。 皆さんは、必要以上の英語力をお持ちになり、その不必要な英語力が問題なのです。 

またいずれ詳しく解説しますが、本物の英会話とは、絶対に、「異文化心理社交術(学)」であり、絶対に、「条件反射英語演劇術(学)」や「条件反射英語受験術(学)」ではありません。 後者の考えや学習や行動の延長線上には地獄しかない、と私は思います。 そして、本物の英会話に上達し達人に成るためには、まず最初に、後者から前者への発想の転換が絶対に必要ですから。 

「異文化心理社交術」という言葉には、「英語」という言葉は見当たらないでしょう。 英語は(その中で最も重要なものではあるけれど、)異文化的なものの一つにしか過ぎません。 もっと重要なものに、「社交」や「心理」活動があるのです。

「本物の英語会話の指南」のようなことを言いながら、今まで、ほとんど日本語ばかりでくどくどと解説ばかりしてきたのは、今上で言った発想の転換とその維持こそが、本物の英会話の上達に必要なほとんど全てであるのですが、このことを皆さんによく理解して頂くのがいかに難しいか、そして、このことをよく理解して頂けても、この発想の転換と維持が、多くの皆さんにとって、いかに難しいか、良く分かっているからです。 

その発想の転換と維持は、皮肉なことに、今までの方法で英会話など一切習ったことのない人々に易しく、その方の性格にもよりますが、今までの方法で英会話を沢山習った方々ほど難しいようです。 それがどんなに難しくても、私の話がよくお分かり頂け、本物の英会話だけでなく、本物の英語にも上達し、やがてはその達人に成りたいと思われる方々には、私は協力を惜しまないつもりです。  

それでは、又明日。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(34)

ーーー日本語による英語発想順の説明ーーー

例えば、日本に住んでいるアメリカ人夫妻宅で、山田さんはその奥さんの方に日本語の家庭教師をしているとします。 その途中、ご主人に何かを尋ねられた奥さんは、「(ツインザ)カバ」と言い、これに対してご主人は、「カバ?]と言い、奥さんは「イエス]と言ったように聞こえました。 

そこで山田さんは、「カバ」とは何かを奥さんに尋ねたので、その日本語会話(本物)は次のように進み始めました。 

山田さん: 「カバ」って何ですか? 

奥さん: (それは)あるもの(です)よ。 

こう答えられると、山田さんだけでなく皆さんも、いや、人なら誰でも、次にそれがどんなものであるかを聞きたくなるでしょう。 

山田さん: (それは)どんなもの(ですか)? 

奥さん: (それは)空間 [スペース] です。 

の後、その説明が、「戸 [ドア] があります」、「物(食器や食料品)を入れます」、と続いたら、それがこのような簡単な和文ばかりであれ、ジェスチャーと和単語 [名詞] ばかりであれ、誰でも「カバ」って「押入れか、物入れかな]と思うでしょう。 

山田さん: それは押入れですか? 

奥さん: いいえ。 

山田さん: 物入れですか? 

奥さん: そうです。 が、キッチンにあります。 

山田さん: ああ、食器戸棚のことですね。 

奥さん: 食器戸棚? たぶんそうだと思います。 後でそれをお見せします。 

なぜ、ここで、この日本語の会話例を出したのかと、その局部的解説は明日にします。 が、皆さんも、なぜ私がここで、この日本語の会話例をお見せしたのか、少しは考えておいてくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(33)

ーーー前英会話例の全体的解説 (2)ーーー

さて、英会話(本物)をしていて、突然「欄間」とは何かを説明しなければならなくなりました。 そこで、これを少数の対処の英文表現と中学英単語だけで伝えることにしました。 しかし、これを、私達の慣れ親しんだ日本人発想(順)でした場合どうなるか、その典型的な例を次に示し、解説したいと思います。 

*****<英会話例 2>*****

外国人: What's "ramma"?  [「ランマ」って何ですか?]

日本人: "Ranma"?  [「欄間」?]

外: Yes.  [そうです]

日: Well, er..... Japanese.  [そうですねー。 えーっと...日本の/ 日本人(です)]  <英語のネイティブスピーカー達は、人や物事に関してそれは何かと尋ねたら、その説明に、先ず、人や物事を表す言葉を期待します。 そこで、この "Japanese" は「日本人」と解し、「欄間」とは日本人のことかと思う可能性が大です>

外: Oh, does it mean Japanese people?  [えっ、それは日本人のこと(ですか)?]

日: (Oh,) No.  [(えっ、)違います]

外: Then, what is it?  [じゃあ、それは何ですか]

日:  Traditional.  [伝統的な]

外: Ah, you mean, "Japanese traditional". [ああ、「日本の伝統的な」とおっしゃりたかったのですね]  All right, Japanese traditional what?  [分かりました。 日本の伝統的な何なのですか?]

日: House.  [家(です)]  <これも、上の解説と同じ理由で、「欄間」とは「(日本の伝統的な)家」のことかと思われる発言です>

外: Um,..... Does "ramma" mean a Japanese traditional house?  [えーっと、「ランマ」というのは、日本の伝統的な家のことですか?]

日: No.  [いいえ=そう [おっしゃるとおり] ではありません]

外: No?  [そう [日本の伝統的な家] ではないの(ですか)?]

日: Yes.  [そう [おっしゃるとおり] です]

外: Yes?  [そう [日本の伝統的な家] ですって?]  Which?  Yes, or no? [どちらですか? そう [日本の伝統的な家] であるのかないのか?]

日: ???  [???]  <大多数の場合、"Yes" は「はい」、"No" は「いいえ」となりますが、 "Yes" が「いいえ」となり、 "No" が「はい」となることもよくあります。 これは "Yes" と「はい」の意味 [概念] が根本的に異なり、同様に "No" と「いいえ」の意味が根本的に異なるからです。 これらの根本的な意味 [概念] の相違については後日お話します> 

*************************

このように、英語のネイティブスピーカー達と、彼らの発想順でなくて、私達日本人の発想順で本物の英会話をすると、必ずといってよいほど成功しません。 ほとんどの場合、コミュニケーション・ブレイクダウン [意思伝達の失敗] が生じます。

ところで、前回同様、上の会話例の局部的解説は明日付けさせて頂きます。 

2006年10月13日、午前9時30分までに、上の会話例の局部的解説を付けさせていただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

英会話(本物)学習に向かって(32)

ーーー前英会話例の全体的解説 (1)ーーー

一昨日は、英会話をしていて、突然、例えば「欄間」を説明しなければならなくなった時、少数の対処の英文表現と中学英単語だけでそうする場合、どのようにしたら良いかを示す英会話例を紹介しました。 そして昨日は、その英会話例に局部的解説を付け加えました。 

ところで、今日は、その英会話例について誤解があってはならないので、その全体的解説をしたいと思います。 

先ず、皆さんにしておかなければならない非常に重要な注意があります。 それは、この会話例だけでなく、以下この日記 [ブログ] でお見せする英会話例は全て、闇雲に暗記し暗唱するためのものでも、よく理解してそのとおり覚え、そのとおり言うためのものでも決してないということです。 それは、よく理解して、同種のこと全てに通じるその方法を学び、その方法を同種のこと全てに用いて [応用して] 頂くためのものであるということです。

次は、 私が、10月7日の「サスペンスドラマ式発想順とニュース報道的発想順]でお話した、「英語のネイティブスピーカー達は、問題の物事に、より密接に関係した物事から、距離的 [空間的] 時間的に、次第に関係の薄い物事へと発想して行くのに対して、私達日本人は、問題の物事から、突然ある関係の薄い物事へと発想が飛び、それから次第に関係の深い物事へと戻ってくる」という、発想順の非常に重要な相違に関することです。 

私達日本人が、もし「欄間」とは何かと尋ねられたら、きっと、「日本の(伝統的)家屋の、部屋と部屋、又は部屋と廊下の間にある、障子やふすまの上の、木製の格子や透かし彫りのある物[所] 」のように発想するでしょう。 この発想は、「欄間」とは何かと尋ねられるやいなや、「日本の伝統的な家」に飛んでいます。 この発想上の飛躍は、場合によっては、すばらしい能力となりますが、英会話(本物)の場合にはとても大きな障害となってしまいます。 

その具体的 [実際的] な解説は、明日になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(31)

ーーー少数の対処の英文表現と中学英単語だけで伝えるーーー

日本語の全く分からない外国人と英会話(本物)をしていて、突然、日本のある風物について、それは何かと尋ねられたら。 例えば、「欄間」とは何か、と尋ねられたら、日本の中学英単語(約800語)とおよそ10個の対処の表現(英文)だけで、即座に、例えば次のように、英会話(本物)的に、説明することができます。 (ただし、最も重要と思われるおよそ10個ほどの対処の表現(英文)については、後にお話します) 

*****<英会話例 1>******

外国人: What's "ramma"?  [「ランマ」って何ですか?]

皆さん:  "Ranma"?  [「ランマ」?]

外: Yes.  [そうです]

皆:  Well, er..... Something.  [そうですねー、えーっと...(ある)ものです] <重要:物事の説明は、全てこのような発言からすること>

外: What kind of thing (is it)?  [(それは)どんな(種類の)ものですか?] 

皆: Wood(en).  See-through.  [木(製)です。 透けて見えます] <重要:このように、今、説明しようとしている物事自体の性質や状態や、その直接の周囲(環境)からその説明を始めること>

外: Oh, wooden, and see-through.  (Do) You mean a "lattice window" (or something (like that))?  [木(製)で透けて見える、(ですって。) 格子窓(のようなもの)のことですか?]

皆: I don't know. <対処> <重要:このように、相手の言っていることが良く分からない時は、考え込まないですぐに対処すること> (Anyway,)  Often.  (A) Picture.  [わかりません。 (とにかく、)しばしば。 絵(のよう)です]

外: Picture?  [絵ですって?]

皆: Yes.  Between.  [そうです。 間にあります]

外: Between... what?  [間に? 何の(間に)ですか?]

皆: (The) Ceiling.  [天井です]

外: And... what?  [天井と...何の(間ですか)?]     

皆: Door(s).  [障子やふすまです]

外: Ah, you mean something like "transom(米) [fanlight(英)]" [あー、”トランサム”の       ようなもののことを言っているのですね]

皆: I don't understand. <対処> / I don't know. <対処> / I am not sure.  Maybe. <対処> [理解できません。 / わかりません。 / よくわかりません。 ひょっとしたらそうかもしれません]  

*************************

この会話例の(局部的)解説は、明日付け加えます。 

2006年10月10日、午後12時30分、上の対話例の(局部的)解説をつけました。 その時、同時に英単語のスペルを中心とするいくつかの誤りも訂正させていただきました。 悪しからずご了解ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(30)

ーーーサスペンスドラマ式発想順とニュース報道的発想順ーーー

私は、10月3日に、英語や英会話(本物)を学習する場合の、極めて重要なこととして、文を作る時の(語句の)発想順も、ある出来事を説明する時の、それに関係した様々な事の発想順も、英語のネイティブスピーカー達と私達日本人では、全く逆になることをお話しましたね。 

これは、英語のネイティブスピーカー達は、問題の物事に、より密接に関係した物事から、距離的 [空間的] 時間的に、次第に関係の薄い物事へと発想して行くのに対して、私達日本人は、問題の物事から、突然ある関係の薄い物事へと発想が飛び、それから次第に関係の深い物事へと戻って来ること [習慣] に原因している、と私は考えています。 

スピーチ [演説] やドラマ [演劇] や小説の場合には、きちんと与えられた時間内やページ数内に収めれば、日本人式発想の展開の方が良いことがよくあります。 特にサスペンスドラマや探偵小説の場合はそうでしょう。 

しかし、予期していないときに始まり、予期していないときに終わる、つまり、どれほど長い間続けられるか分からないことが多い、英会話 (本物) の場合には、新聞のニュース記事やテレビのニュース報道のような、英語のネイティブスピーカー式発想の展開が必須です。 この発想順を用いないと、ほとんどの場合、結局言いたい重要点は一つも伝わらず、訳が分からないまま終わってしまうことになります。 

もちろん、皆さんが、英会話(本物)で達人の域に達し、十分な時間がある時には、サスペンス式(日本人式)展開の話し方 [会話法] こそ、素晴らしい効果を発揮する場合もあるでしょう。 が、本物の英会話学習の入門や初級や中級レベルの皆さんは、先ず、英語のネイティブスピーカー式発想順をマスターしなければなりません。 どうしても。 そうしないと本物の英会話における上達などありえないでしょう。 

そして、この英語のネイティブスピーカー式発想順で行けば、日本の中学英単語だけででも、つまり、英文法をほとんどまったく知らなくても、本物の英会話をしている場合、ほとんどどのようなことでも即座に伝えることができます。 ただし、10個ほどの対処の表現(英文)は必要ですが。 このことを、「欄間」の説明を例に、次に示してみようというわけですが、それは残念ながら明後日になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(29)

ーーー本物の英会話は、やり方が最重要ーーー

次は、日本の中学校で一年生が習うレベルの英文に、「過去」を表す "did" と「未来」を表すための "will" を加えた英文を作って伝える、英会話(本物)の初心者用の表現伝達法です。 

が、それに行く前にその過渡期として、英文も作らず、ジェスチャーもほとんどしないで、日本の中学生が習うおよそ800語程度の英単語と、わずか10個程度の対処の表現(英文)だけで、例えば「欄間」とは何かを日本語の全く分からない外国人に伝えるとしたら、どうしたらいいかをお話したいと思います。 

えっ? 「もう「欄間」はたくさん。 覚える英語が少な過ぎる。 もっといろいろな英語の語句や文を覚えたいので、「床の間」でも、「結納」でも、「お公家さん」でも良い、何か他のものをしてほしい」ですって? 

それはいけませんねー。 私達が外国語で本物の会話をする時、重要なのはそのやり方であり、覚えている(その外国語の)語句や文の数(の多さ)ではありませんからね。 問題は同じものにしておいたほうが、その解決法の違いによって、その解決過程がどう違って行って、どう解決に至るか分かりやすいでしょう。 

さて、本題に戻り、やさしい中学英単語だけで「欄間」とは何かを伝える場合ですが、その実践に入る前に、又、一言、非常に重要なことをお話しておかねばなりません。

それは、10月3日のーーー発想順がまったく逆ーーーと深い関係にあることですが、今日はこのくらいにしなければなりません。 それでは、又明日。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(28)

ーーージェスチャーで伝える (2)ーーー

「天井」が伝わったと思ったら、自分の胸のあたりから下の左右の空間に、一つづつ、ふすまや障子のジェスチャーをしていきながら、"(A) Door." [戸、] ...("and" [それから、] )..."(A) Door." [戸。] と言うのです。 そうして、先程ジェスチャーで表現した天井と、今ジェスチャーで表現したふすま(や障子)の間の空間を指し示して、"(A) Ranma." [欄間、] ... "Here." [ここ(です)。] 又は、"This." [これ、] ..."Ranma." [欄間(です)。] と言ってみるのです。 

ところで、ここで、一つ注意をしておかねばならないことがあります。 それは、上のように発話 [発言] を(英)単語だけにして何かを説明して行く時、例えば "(A) Ranma here" や、"This ranma" のように、続けて言わないようにすることです。 なぜなら、そのように続けて言うと、その(英)単語間に文法(の意味)が生じ、それぞれ 「ここの欄間は」 や 「この欄間は」 という意味になり、誤解や問題が生じかねませんから。 

さて、以上で、「欄間」の(直接の)周辺 [環境] を最低限説明したことになります。 今度は、その内部 [構造] を少しは説明しなければならないでしょう。 このような時、できれば、一瞬の間でも、何を伝えたら速く正しくそれが分かってもらえるか、を考えてみることです。 

そうすると、皆さんは、"Bar(s)." [棒] とおっしゃるかもしれません。あるいは、"See-through" [透けて見える、透け透けの] とおっしゃるかもしれません。 そうしたら、きっと「欄間」とは何か、相手は分かってくれるとおもいます。 

えっ、それらの英単語を知らない場合ですか。 ジェスチャーで伝えればいいのです。 "See-through" のジェスチャーですか? 目元に人差し指の先を持ってきて、その指を、先程のジェスチャーで示した戸の上方を通り抜けるように、まっすぐ前方にもって行き、「透け透け]とでも言いながら、そのままその先をしばらくの間、指差せば良いでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

英会話(本物)学習に向かって(27)

ーーージェスチャーで伝える (1)ーーー

例えば、「欄間」とは何かをジェスチャーで伝える場合、先ず、"(It's) Something." [(それは)(ある)ものです] と言うのでしたね。それから、できれば、"You know," [あの(ーです)ね] とか言いながら、(そう言わなくても、日本語で言っても良いのですが...)「天井」のジェスチャーをして、"Ceiling." と言うのです。 

「天井」のジェスチャーは、自分の目線よりやや上で、手のひらを下にして両手を合わせ左右(真横)に離して行けば良いでしょう。

"Ceiling" は、文法的には "A ceiling" としなければなりません。 しかし、そうすると、英文法が少しは分かっていることになって、相手はそう期待しますから、"Ceiling" で良いでしょう。 

"ceiling" と言う英単語を知らない場合は、もちろん、「天井」と言ってそのジェスチャーをするのです。 そうしたら、日本語の全く分からない外国人は、きっと、"What's that?" [それは何ですか?] とか、"What's 'tenjoh'?" [「てんじょう」って何ですか?] とか尋ねてきますから、実物の「天井」を指し示して、"That." [あれです] と言えばいいのです。 

屋外にいて、指し示す天井が無い場合は、両手を自分の身の周り遠くを回し広げ、"(A) Room." [部屋] と言ってから、頭上を指し示して "That." と言えば、きっと分かってくれます。 "Ah, you mean 'a ceiling'." [アー、「天井」のこと(ですね)] 

これらは、これで分かってくれるかしらと相手のことを思いやりながら、落ち着いて明確にしてあげるのですよ。 そんなこと上がってしまってきっとできない、と思われる方に言います。 このような時、皆さんの英語力がテストされているのではないのですよ。 尋ねられたから答えてあげているのです。 

落ち着いて相手のことを思いやりながら一所懸命にしてあげたら、たとえ失敗し、「欄間」とは何か分らなくても、相手はきっと感謝してくれます。 そして、皆さんの態度や接し方によっては、何と良い人なのだろうと思ってくれます。 

途中ですが、今日はこのくらいにします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(26)

ーーー発想順がまったく逆ーーー

紙(切れ)や筆記用具が無くても、目の前には空間というキャンバスがあり、身体には手、腕という大きな筆が付いています。 これらを用いて、できれば簡単な英単語を言いながら、できなければ簡単な和単語を言いながら、目の前の空間に絵を描いて行けば、それがジェスチャーで表現していることになり、多くのものはそれが何であるか伝えることができます。 

ただし、この表現 [伝達] 法を用いる時は、先ず、「そうですねー、えーっと」にあたる "Well, let's see...." あるいは、"Well, let me see..." を言い、次に "It's something." [それは(ある)ものです] と言ってから始めましょう。 

ここで、この「それは(ある)ものです」という、「なぞなぞ」か、それとも「二十の扉」でも始めるのか? と思われる物事の説明のスタートについて、一言、非常に重要なことをお話をしておかねばなりません。 

それは、会話(本物)をする時の物事の発想順が、一般的に言って、私達日本人 [日本語のネイティブスピーカー] と、英語のネイティブスピーカー達とは、全く逆であるということです。 物事を説明する時も、私達日本人が 「(それは)Aであり、Bであり、Cである、もの(です)」 とするところを、英語のネイティブスピーカー達は 「(それは)もの(です)、Cであり、Bであり、Aである」 とします。

これは、(英)文を作る時の(語句の)発想順も、(英語で、)ある出来事を説明する時の(それに関係した様々な事の)発想順も同様です。 そしてこれは、私達日本人が英語のネイティブスピーカー達と相互意思伝達をして行く上で、極めて重要なことです。 そこで、欧米人と接する場合や本物の英会話を練習する場合、このことをしっかりと頭に置いておいてくださいね。

さて、「欄間」 のジェスチャーと簡単な英単語又は和単語による、具体的表現伝達法ですが、これは、明日をご期待頂かねばなりません。 それでは、又。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(25)

ーーー絵を描いて伝えるーーー

本物の英会話をしていて、ある物がなんであるかを相手に伝える場合、そこ(から見えるところ)にそれがあれば、それを指し示して、"This." とか、"That." とか言えば良かったのですね。

そこや、そこから見えるところに、それ(や、その種のもの)が無い場合どうしたら良いか、能力別にお話しましょう。 

英会話が全く初心の [入門レベルの] 方は、先ず、"Just a moment, please." [ちょっと、お待ちください] と言って、紙(切れ)とペンや鉛筆を出して、簡単にその(種の)ものとその周辺を描くのです。 そして、"This is it." [これがそれです] とか、"It is this kind" [それは、この種のものです] とか、"I mean this (kind)." [私の言っているのはこれです/この種のものです] などと言って、問題のものを指し示すのです。 これらの英文を言うことも難し過ぎる方は、それを日本語で、気持ちを込めてゆっくりはっきりと、言うのでしたね。 しかし、絵を描き終えた時、"This." [これです] だけでも言えるなら、そうしましょう。

ところで、英会話(本物)をしていて、少しでも相手に(自分の発言を)待ってもらう時、黙ってそうしては良くありません。 前にも言ったように、人と会って、舌を使って(主として)英語の言葉を口から発し合う英会話をしているのですから、相手に待ってもらうときはきちんとそう断わりましょう。 又、一般に、英語(の語句や文)を知らない時は、日本語でゆっくりはっきり、最小限のことを言って、相手の応答や反応を待ってみましょう。 

次は、主としてジェスチャーを用いて伝える [表現する] 方法で、これも入門レベルの方用ですが、これについては明日をご期待頂いて、今日はこれくらいにします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英会話(本物)学習に向かって(24)

ーーー絵を描くことの重要さーーー

昨日、私は、本物の英会話に上達するのに、又、本物の英語力を身に付けるのに、「絵」 を描くことの重要さについて触れました。 その絵を描くところ [場所] は三つあります。 即ち、 1) 頭の中、あるいは、 2) 自分の周りの空間、あるいは、 3) 紙切れや画用紙や黒[白]板など、です。 

頭に絵を描いて行けば、それはイメージ [心象、映像] になるでしょう。  自分の周りの空間には、手や腕を中心とする自分の身体を用いて描くことになり、それはジェスチャーとなるでしょう。 紙切れや画用紙や黒[白]板などには、ペンやクレヨンやチョークやマーカーを用いて描くことになり、それは主として線画となるでしょう。 

さて、話を本筋に戻しますが、皆さんが、英語で何かをしている時のことです。 試験を受けている時でもいい。 (英)会話をしている時でもいい。 スピーチをしている時でもいい。 日記を書いている時でもいいです。 その時、意識的にであろうと、無意識的にであろうと、頭の中に、訳の分かった絵を描いて行っているかいないかが、極めて重要な問題です。 

もし、皆さんが英語を読んだり、書いたり、聞いたり、話したりするとき、頭に主として英語だけや、英語と日本語だけや、日本語と英語だけしか浮かばないとしたら。 たまには、断片的なイメージが浮かぶとしても。 皆さんの本物の英語力や本物の英会話力は、とても貧しいものと言わねばなりません。 何万という英単語をしり、何千という英文や、何百という英語の対話例や、英語での日本の風物の説明を覚えていられても、です。 

なぜなら、そのような、頭に訳の分かったイメージが次から次へと浮かんで行かず、主として英語や日本語などの語句や文や文章が浮かぶ、(テスト)勉強的記憶や、演劇的記憶は、本物の英会話をしたり、本物の英語力を用いて(英語を)読み、書き、聞き、話す場合に、害とは成っても、益には成らないからです。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »